拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。皆様には平素より格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
このたび、国土地理院の施策として、令和7年4月1日より電子基準点、三角点、水準点等の標高成果が、衛星測位を基盤とする最新の値「測地成果2024」に改定されます。
この改定により、電子基準点を使用して補正情報を受けてICT建設機械による施工においても、4月1日以降、補正情報への影響があり、座標が合わなくなります。(場所により-40cm~+60cm程度)
以下が今回の改定へのICT建機の対応方法になります。お手数お掛けしますが、実施くださいますようお願い致します。
なお、各施工現場での本標高改定への対応については、事前に発注者ともご確認くださいますようお願いします。
1.ICT建機の対応方法
① 現在施工中で4月以降も継続する現場の場合
4月1日当日
・ジェノバをご利用の場合: 4月1日にマウントポイントをLEG_A(JVR32Eを御使用の方)、又は、LEG_D(JVR30Gを御使用の方)へ変更をお願いします。
(注意)マウントポイント変更せず、旧楕円体高のローカライゼーションを使用した場合は、大きなズレが発生します。
・ドコモをご利用の場合: マウントポイントの変更は不要です。
・ソフトバンクご利用の場合:マウントポイントの変更は不要です。
4月1日以降
・移行措置期間中に新楕円体高のマウントポイントにてローカライゼーションの実施をお願いします。(ローカライゼーションデータは設計データ及びICT建機への差換えも必要となります。)
・ソフトバンクをご利用の場合:5月23日以降にローカライゼーションの実施をお願いします。
・ICT建設機械のマウントポイントを変更する方法
サポートサイトに掲載しております。こちらをクリックしてご確認をお願いします。
URL: こちらをクリック
② 4月以降に新規で開始する現場の場合
・ジェノバの場合: 新楕円体高対応のマウントポイントでローカライゼーションしてください。
・ドコモの場合: 新楕円体高対応が準備されるまで、旧楕円体高対応のマウントポイントでの対応となります。
・ソフトバンクの場合:5月22日19時より前は旧楕円体高対応のマウントポイントで対応し、5月23日以降に旧楕円体高対応のマウントポイントでローカライゼーションの再実施をしてください。
※原則、各基準点(電子基準点および民間等電子基準点)の楕円体⾼変更後は、新楕円体⾼対応のマウントポイントで再度ローカライゼーションが必要になります。
但し、ドコモ、ジェノバ(VRSのみ)につきましては、移⾏措置のマウントポイントを準備しておりますので、旧楕円体⾼対応のマウントポイントを利用することで、移⾏措置期間中は再ローカライゼーションすることなく、施⼯ができます。
詳細は以下の表をご参照ください。(青字:4月23日更新情報)
※利用している各補正情報サービスごとの、現場における具体的な対応内容につきましてはこちらをご確認ください。
2.各スマートコンストラクションソリューションの対応について
今回の標⾼改定におけるスマートコンストラクションソリューション対応については、国土地理院電子基準点標高成果改訂に伴う各ソリューションの対応についてをご確認ください。
・SCRover・CSMatePROの対応方法
SmartMateアプリNtrip設定・マウントポイント入方法力について、下記URLを参照下さい
【重要】4月1日に実施される国土地理院電子基準点標⾼成果改定にともなうSmartMateアプリのNtrip設定・マウントポイント入力方法について
・SmartRoller使用時の対応方法
【重要】4月1日に実施される国土地理院電子基準点標⾼成果改定にともなうSmartRoller使用時の対応について
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